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絶妙な不具合と愛着

『なぜ脳は「なんとなく」で買ってしまうのか』をパラパラ見てニューロマーケティングという言葉を知った。その中に書かれてあった、意図的に不良を盛り込むことで愛着を持たせるということに興味を持った。

不良の少ない良くできた優等生的なモノは問題はないが人の気持ちを動かすことがない。だから愛着も湧きにくい。絶妙な不具合とそれに対する企業の対応がモノへの愛情を高めるのかもしれない。少し前の輸入車のような感じだろうか。

自分がそのモノに関わったから良くなったという実感が欲しいのだろう、無意識に。初めから完璧に良くできたものは問題もないけど一緖に改善していくこともない。だから近頃の○○○は良くできてるけど面白くないという感想に繋がるのかもしれない。

いいさじ加減の問題が必要なんだろう。

もしかして手の掛かる子ほど可愛いってのも同じ感じだろうか。

そんな気もする。人間の心理ってのは厄介なものなんだろうな。

自分にとって、いつも同じで考える余地のなくなったことには興味がない。考えてもどうしようもないような大きなことも興味がない。その中間のちょっとしたいい感じの問題を解決していく達成感のようなものを「なんか面白いことないかな〜」とか思いながら日々生きてるんだろね。

なぜ脳は「なんとなく」で買ってしまうのか? | 田邊 学司:著 小野寺 健司:編著 萩原 一平/三浦 俊彦:監修 | 書籍 | ダイヤモンド社