何か得意とされていることで誰かに必要とされると、嬉しくなったり、その必要とされた内容が自分のするべきことだ、したいことだ、と思い込もうとしてしまいませんか?
確かに、使命のようなものを感じて、得意なことを続けていくのは良いことだと思うし、素晴らしいことだとも感じます。
そんなときに、忘れないようにしておきたいのは、別に、それを、自分がしなくてもいいということ。他の誰かでも構わないということ、放っておいても何とかなるんだということ。
頼まれてしまうと、ちょっとだけ偉くなったような気になってしまい、私がやらなきゃ誰がやる、とつい勘違いしてしまいがち。
でも、そんなのは、勝手な妄想でしょう。特に、会社に勤めている人については。
組織というものは、誰がやっても問題は無いように運営されているもの。
多少、時間や費用に違いが出る程度で。
それは、なにも会社勤めの人に限らない。大抵のことは代わりがききます。
私が言いたいのは、決して自分なんてどうでも良いということではなく、組織の中で代わりがきく人材の自分が必要とされたからといっても、いい気にならず、それよりも、冷静に自分のしたいことに目を向けましょうってこと。
特に好きでもない、得意と感じさせられていることに余計なパワーを使っても楽しくないのでは…。
いや、もしかしたら虚しさを感じるかもしれません…。
他の人に喜んでもらえると嬉しいものではあります。
ただ、ものごとの判断基準は自分中心でいましょうね、というお話でした。