今は難しく思えることも、同じ人というものが考えたんだから理解できるはず。
確かに凡人には理解できないこともあるのでしょう。
でも、同じような元素でできた人間っていう生き物なんだから、頭の中の配線をちょちょいっと繋ぎ変えれば同じような思考ができたりもするんじゃないでしょうか。そういう意味ではその人に成りきってみるってのもいい考えかもしれません。
それほど難しいことでなくても、詳しくない分野の本や取扱説明書ですら理解できないことがあると思います。
こういうときは「専門用語ばっかり使って…書き方が悪い。もっと分かりやすく書いてくれればいいのに」と思いがちですが、わかるということはその用語のイメージを理解することなので、そこで諦めずに用語の意味するところを調べてみましょう。今はそういうことを調べる環境が其処彼処にありますから。
そんなことをしながら、頭の中の配線が伸びていったり切り替わっていくのを気長に待っていればいいと思うんです。そうしていれば、あるときパッとイメージできるときがやって来るでしょう。そんな風になんとかなるって気持ちを持っていることが、実は一番大切なのかも知れませんね。