中学の部活か何かのときに、玉拾いをしながら同級生と話してたら上級生に叱られた。
「浮かれてるんじゃねえ!」って感じのことを言われたんだと思う。
たいしたことしゃないんだけど、たまに思い出すってことは、案外ショックだったのかもしれない。
ずっと真面目で大人しい人間だと思ってたけど、その頃までは元気で活発な子だったような気もする。
もう人生も後半戦。
そろそろ昔のことが思い出される年頃なのかもしれないな。
運動会のときに親が参加する競技で、走ってるときに父親が足を滑らせて転んだことを思い出したり、すべての種目が終わった後に家族で温泉に入りに行ったことを思い出したり。
もう少しさかのぼると、小学校中学年くらいのときのまだゲームウォッチやファミコンで遊んでなかったときに、二階のベランダから棒に巻尺や磁石を取り付けて作った釣り竿で魚釣りのマネをしてみたり、裏面が銀色のフィルムのような素材で作られた選挙ポスターを使って剣を作って遊んだり。
くだらないけど、学習机の引き出しに入ろうとしてみたりもしてたなあ。
いずれにしても、毎日面白いことがたくさんあった。
今落ち着いている理由が、毎日面白くないからだとしたら、これからは頭の中に作ってきた当たり前をぶち壊す時期なんだと思う。
何かを知った気になってると見える景色が曇ってくるらしく、面白さが感じられなくなってくる。
毎日のように行く散歩道でも、初めてのように歩くと新鮮味があるはず。
なのに、飽きたように感じられて出掛けるのをやめてしまう。
朝起きたときに、今日は昨日とは違う、新しい一日が始まるはずなのに、いつもと同じ日々が続くように思えて憂鬱になってしまう。
どうしてなんだろう。
体としては規則正しい生活をした方が健康を保てそうだけど、頭は不規則で予想もつかないような非日常を求めてるのかな。
年齢を重ねれば重ねるほど、ますますその傾向が強くなっていくように思っていたけど、どちらかというと頭は予測できない生活というよりも、思考に囚われない状態にしておくのがいいように感じた。
そうすれば、いつものパターンで考えを進めることもなくなるのでは。
とかなんとか、どうでもいいんだけど、寝る前に浮かんだ適当なことを書いてみる。
さて、寝ます。おやすみなさい。