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のんびりしたい私のアタマノナカ

マラソン

意外とハッキリと向き不向きはあるもの。

学生のとき、冬になると体育の授業でよく走らされた。5kmくらいだったけど。そもそも体育の授業は嫌いだし、特に走るのは苦手なので、いつも憂鬱だったのを覚えてる。サボってゆっくり走る人とは違って、とにかく走れない。足が疲れて上がらなくなるとかじゃなく、息が苦しくなって走れなくなる。毎回授業で走ってるのに少しも楽になっていかない。これにはまったく困らされた。

それと比べ、100mまでの短距離走は速い方だった。疲れもいっときの間だから、そんなに嫌ではなかったな。それだけに、15〜20kmくらいの競歩(とはいえ、走っても歩いてもOK)をやらされたときには不思議な感覚だった。キツイのに変わりないんだけど、途中から楽になってくる。周りの生徒がダラダラ歩き始めるあたりから楽になってきて走れるようになる。なんだろこれ? って感じだった。

ダラダラしたままゴールする人や途中で居なくなる人も居ただろうから分からないけど、順位はだいたい真ん中あたりだったと思う(それでも真ん中だから、得意なわけでもないところが微妙)。速筋とか遅筋とかあるんだろうけど、要は活動モードに入るのが遅いんだろな。ご先祖さまは多分あまり活動しないでコソコソと命をつないできたんだろう。

すぐにはできないこと、向いてないことって結構ハッキリしてる。(できない AND やりたくない)ことはしなくていい。((できない OR できる)AND(やりたい))こと、つまりやりたいことだけやればいい。 でも、それだけじゃないようだ。認めたくないし実行もしたくないけど、「できないことをすると、向いてることがわかるかも?」って感じる。

おいさんになるまでそれとなく暮らしてきて、今頃こんなこと言ってるんだから困ったもんだって気もするけど、できなかったことと向かい合うことで気づくことがありそうな気がした。案外面白そうなものが眠ってるような雰囲気も感じる。あのときには対応できなかったけど、今ならなんとかできることってあるのかもしれない。成長してきたとはいえないけど変化はしてるかもしれないから、以前にできなかったことに取り組んでみるのもいいなと思った。