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のんびりしたい私のアタマノナカ

CDが付属している本

入門書にはCDが付属

語学の本にはCDがついてることがよくある。

CDなので70分くらい。映像がついてくることは少ないのでCD。700MB程度。

近頃は、ダウンロードできるからってことで、CDがついていないことも多くなってきた。最近のインターネットの速度からしたら、700MBくらいはたいした容量じゃないもんね。賛成。


私がよく話してる、中古本にはCDがついてないことが結構ある。何で?って思ってた。

そういえば、よく読む本についていたCDは不織布のケースに入れてある。PCに取り込んだら当面は要らないし、本に入れたままだとCD盤が硬くて開きにくく、読みづらいから。

そうしてるあいだにCDをなくしちゃうってことなのか! と思った。

で、CDなしの本を売っちゃうと。でもね、CD付きの本でCDがないと、すごく安くなっちゃうからもったいないよ。近くの古本屋でも、CDがあるのは1000円越えなのにCDなしだと100円とかで売ってる。同じくらいの発行年と程度なのに。

ってことは、CDが900円の価値があるってことになるけど、そんなに価値があるのかなあ。ヒアリングの本なのにCDが未開封のものがあったりするんだよ? 前に買った人は何で買ったのか、私には理解できない。転売屋さんだったのかな。

サイトからのダウンロードができるタイプにも種類があって、無料で落とせるもの、パスワードが必要なもの、アプリをインストールして使うものなどなど。

無料でダウンロードできちゃダメじゃん、って思ったけどよく考えたらその本を買う人って聞いても理解できない人だろうから、音声だけダウンロードしても意味がないのだな。


図書館にあった古いテキスト

隣町の図書館に年代物の語学書があった。そいつは25〜30年は前のもので、もちろんCDは付属していない。音声を聞きたい場合はカセットテープを用意、かつ別売り。時代的に当然。本の倍以上の値段がつけられていて、振込用紙が用意されている。懐かしい感じの本だった。ちなみに新しい本は置いてない。読みたいときには県内の図書館から取り寄せてもらう必要があるだろう。

驚いたのは、シリーズものの中のヒアリングだけの本なのにカセットテープが別売りなこと。本をなくしたときのため、個別に買えるようにしてるのかもしれないが、テープもないのに音声に対する問題だけが載っている本のみを買う人はそれほど居ないと思われる。

この時代と今を比べると、随分と安い費用で言葉を学ぶことができるようになったものだなあ、と感じた。

しかし同時に、音源を無料でダウンロードできて費用が掛からなくても、そう簡単に言葉を身につけることはできないんだぞ! と言われてるような気にもなった。確かにそうだ。語学はお金を掛ければ身につくというものではない。

むしろ、高額な価格がつけられていて、簡単には取り組めない方が良かったのかもしれない。その方が、学ぼうとする志のある人に向けたテキストを作ることができるかもしれないから。

「かんたん」とか「一週間で」なんてタイトルの軽い本にも存在価値があるけども、本格的に学びたい人のための高度でお堅いテキストが消えて無くなってしまうのは悲しいからね。


前書きには、「初めから完全に理解できなくても大丈夫です。分からないながらも先に進んでいってください。そのうち分かるときが来ます」と言うようなことが記されていた。外観はシンプルでモノクロのテキストだけど、読んでみると文章に優しさが隠れてて、厳しそうなのに実は優しいって感じ。それと比べて今のテキストは、「かんたん」というタイトルと親しみやすいイラスト、中身もカラーを使って見やすく、ギュッと詰まってないから最後までやりきれそう。パッと見は今の方がいいように感じるけど、文章に応援の言葉が弱いように思える。

簡単、簡潔で分かりやすく書かれていたとしても、すぐに理解できて身につくものじゃない。わかってしまえばなんてことのないものなんだけど、物事を理解して無意識に使えるようになるまでには、ある程度時間が掛かるもの。

あと、難しいものが理解できないよりも、「かんたん」そうに見えるものをやり遂げられなかった方が、余計に落ち込むってあるだろうからね。