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のんびりしたい私のアタマノナカ

一つの状態でいることはできない

難しく見える選択肢

よく問われる内容だが、ここで取り上げてみることにしたい。


今、2つの選択肢があるとする。

一つは、安心安全を謳った生活(A)。その生活では危険なことが極力排除されており、危ないことの入り込んでくる余地がとても少ない。しかし、日々代わり映えがしなくて予想外のことは起きない。

もう一つは、保証されていない生活(B)。ほとんど何のガードもされていないので何が起こるかはわからず、怖いことが起こる可能性もある。しかし、とても嬉しいことが起こる可能性もある。

どちらの選択がいいだろうか。ただし、人の選択はどちらかだけに偏ることはできないと思われるので、あくまでも感覚の違いを確認するためのものだ。

こう聞かれると、2つの選択肢はさらに2つの選択に分かれてくるのではないだろうか。

それは、Aの中で保守的に生きること(A-)と、Aの中で積極的に生きること(A+)。同様に(B-)と(B+)が考えられる。

だから、並びとしては次のようになる。


<不変を求める> A- ← A ← A+ ← center → B- → B → B+ <変化を求める>

※血液型とは関係ありません


コントロールする

ところが、人の気持ちは移りやすいものなので、ずっと(A+)でいることもできないし、(A-)に止まることもできない。ときには(A-)から(B+)に大きくジャンプすることだってありえる。

そうしながら、その人の中でバランスを取っているのだ。一日、一年の中だったり、一生の中でその人なりの中心にいるようになっているのかもしれない。

あの人は刺激が好きだとか、安定が好きだと言われることがあるが、現時点の状態を示しているだけで今後どうなるかはわからない。本人だって、同じところにいるのは嫌なのだ。どこかに偏っているほど、急に別のところへ行きたくなったりする。バランスを取るのが得意でないだけ。バランス感覚に優れた人は、center を保っているのだろうが、平凡な生活とも考えられる。

人それぞれ、(A-)から(B+)への幅が違うということ。振れ幅が大きい方と、(A-)から(B+)のように急激に移動してしまうので、大きな変化は味わえるが本人としては辛いかもしれない。もしそうなら、振り幅を小さくコントロールする力を持つこと。逆に変化を大きくしたい場合は、振り幅が大きくなるような選択をすること。


外からの影響を受けないで、自分でコントロールすることができるようになれば、初めの選択肢もどうでもいいような気がしてくる。もっとも、周りに左右されている方が、コントロールするよりずっと簡単なのだけれども。