書いて浮かべるブログ

書きながら考える

のんびりしたい私のアタマノナカ

質が良いのも考えもの

メガネのコーティングが剥がれてきた。

どうでもいいことだが、私の頭は禿げていない。父方の祖父がツルツルだったからそろそろかと思っているのだが、まだ大丈夫なようだ。個人的にヘアースタイルなんてどうでもいいし、髪を洗うのは面倒。しかも学生の頃から結構な白髪混じりの剛毛&天然パーマだ。ヘルメットを被ったときに目の前を神がチラチラするのも嫌なので、なくなるなら徹底的に無くなって欲しいものである。坊主頭にするのもいいが、手入れをしたいとは思わないので、やはり生えないほうが助かる。そんなことを思っているから禿げないのかもしれないが。欲しい人からは無くなり、欲しがらない人には与えられる。人生うまくはいかないものだ。


それはさておき、以前から気にはなっていたのだけど、もう古いしレンズの交換をするしかないからどうでもいいや、と考えていた。このメガネは学生のときから掛けているから、もう20年以上。いくら数本のメガネを使い分けているとはいえ長く使いすぎ。

コーティングが剥がれた部分をよく見てみると、剥がれた部分は光を反射している。今のようにブルーライトをカットするレンズなんてなかったから、反射防止とレンズを保護するためのコーティングなのだろう。爪で擦ってみるとコーティングが少し剥げた。中途半端に剥げていると視界にバラツキがあって気持ち悪いので、剥げるところは剥がしてみるとずいぶん見やすくなった。これならまだまだ使えるぞ。近頃の安いメガネについてくるレンズは何年かすると知らないうちにコーティングのムラができてしまうが、このレンズは違った。さすがは◯コ◯といったところか。しかし、メガネにファッション的な意味も求められる今の時代にこの性能はオーバースペックなのかもしれない。そういえば、前に使っていた同社のハードコンタクトレンズも普通のメンテナンスだけで10年使えたのだから素晴らしかったな。

とりあえず、コーティングの剥がれたメガネはバイクに乗るときと室内で使うとき用に残しておこう。今どきのメガネは華奢なものが多く、メガネを掛けたままヘルメットを被るのをためらってしまうから。


大抵の道具は以前に比べて寿命が短くなっている。買い替えサイクルが早くなっているからだ。それはそれで問題ない。あまりにも長く使える道具は人にとっても迷惑なときもある。ずっと同じものを使い続けるということは持ち主が変わる機会をなくしてしまうだろうから。ただ、そのまま作れば長寿命の製品を作ることができるものを、製造工程を変更してまで短寿命にすることはない。

このメガネもいい加減役目を終えたはず。レンズだけを変えて使い続けるなんて往生際の悪いことをせずに、気軽に使える安いレンズ付きメガネでも買いに行こうかな。