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モードチェンジ

描き始めないと何を描きたいかはわからない、というようなことを画家のピカソさんが言ってたらしい。

あれを描こう、と考えてから描くんじゃなくて、まず描き始める。描いているうちに描きたいものが浮かんできて、何が描きたかったかわかってくる。そんな感じなんだろか。

こんな話って他でも聞いたことがある。

やりたくなくても、やってみると面白くなってくることもある。とりあえず散歩を始めると、気分転換になって運動にもなる。そんな雰囲気かな。

仕事をするのが嫌でも、放置してたら終わらない。でも、やり始めたらそのうち終わるし、たまに楽しくなったりもするもんだ。

本を読むのだって勉強をするのだって、面倒に感じるときもあるけど、やり始めたら面白くなってくるときがある。ノッテくるというべきか。

それにしても絵を描くときに何も考えないで、描き始めたら何かが描けるっていうのは、やっぱり凡人にはできない芸当でしょう。初めからそんなのができるとは思えない。たくさんの蓄積があるから、何もしてないときに思い付くってやつなのかもしれない。もし凡人でもそんなことができるとしたら、人はただの受信機のようなものってことになっちゃうでしょ。待ってたら何かがひらめいて実現するみたいな。

でも、一般人にも当てはまりそうなこともあるね。

どっかの一流企業や学校に属していたら、だんだんその組織に相応しい人間になっていくという感じの。ある意味洗脳みたいな。そんなのはあるかも。だから自分をダメなやつだって思ってると、ほんとにどうしようもないやつになっちゃうわけで。

何かをするときに頭の切り替えをするのが難しい人は、勉強や作業をするのに専用のスペースが必要になったりする。普通は周りの環境しだいってことなんだと思う。どこにいても作業に影響が出ないっていう人は本物なんだろうけど、それにしてもある程度の環境整備は要る気がする。

何かをやり始めると、そのことに合わせたモードになるんだろな。だから、絵を描き始めるまでは何を描きたいかがわからないってわけか。常にどれかのモードに切り替えてるから、全体の動作モードを俯瞰しながら何かをするってのが難しいのかもしれない。そう考えると、始めるまでわからないってのは当たり前に思えてくる。それに、どれかのモードへ完全に切り替えられないとパフォーマンスも期待できないってことなんだろう。