書いて浮かべるブログ

書きながら考える

のんびりしたい私のアタマノナカ

ゆっくり適応していこう

むかーし、子どもの頃とかに「言いわけをするな」って注意されたことはありますか。

私自身は要領の良いほうだったので、そうした言葉を聞かされることは少なかったと思うのだけれど。そういうのって大人になってもあるんだと思った。目上の人や上司などにいわれるっていう場面が思い浮かぶ人もいると思う。

社会に出るというか、先輩の言うことはなんでも聞くっていうのが今よりさらに当たり前な雰囲気だったから、特にみんな何も考えないで言う通りにしてたんだと思う。

これって今考えると、思考停止ってやつじゃないかな。

確かに当時は目上の人の言うことを守ってればずっと安心できる世の中だったんだろうから、上司の言うことを疑うなんてことはしなくてよかっただろう。でも今はどんなに地位のある人が言ってることでも疑ってかからないといけないような不安定な状況になってる。そして最終的に何か困ったことになっても、それは自己責任だとか言われる。

だから、適応障害ってやつは社会の変化に合わせて起きるようになったことで、今の若い人たちがゆとりだからとか根性がないとかいう問題ではないはず。

以前は上司の言うことに「そんなわけない」と思いながらも思考停止して、みんながやってるマニュアル通りにしていればよかった。どっちかというと、今のほうがややこしくなってるように感じる。ある相手の場合は昔ながらの思考停止の対応、また別の相手の場合には逆に言いたいことをそのままぶつけないとキレられる。

どうしたらいいんだろ?って的確に雰囲気を読めない人が適応できなくなってしまう。これでは相手の考えてることを想像しようとする動物的な人よりも、脳みそを使って学習した高学歴というか論理的なタイプの人のほうが辛いかもしれない。

まあ、世の中をなんとなくでも知っている大人たちが、本当のところをうまく伝えてないから適応するのが難しくなっちゃうんだろうけど、教えるほうも真面目過ぎたり世渡りの仕方を教えたがらないお偉いさんたちの意向なのかもしれないね。

もしくは、人を使う側の嫌がらせとか。

学習してきたことがそのまま仕事の役に立たないのは当然なんだけど、高学歴の人に対して教えてもいない仕事を押し付けて、「そんなことも知らないの?」みたいなことをいう輩もいるって聞いたことがある。それって、ただの嫌がらせでしょ。どこかで学んだことがどこの職場でも通用するんなら、人の入れ替えが簡単にできるからそれはそれで大歓迎なんだけど、実際はどこの職場でも細かいところでの仕事の仕方に違いがあって、最初は教えてもらうしかないんだから。

おじさんたちには変な嫌がらせをして若者の出鼻をくじかないようにしてもらいたいものだ。