書いて浮かべるブログ

書きながら考える

のんびりしたい私のアタマノナカ

乱読でも積読してもいいから興味のあることを追いかけてみて!

勉強法をネットで探していたら、一つの本に絞って学習するほうがよいとの言葉が多く見つかった。しかし、個人的にはそれでは一旦行き詰まってしまったら長続きしないなあ、と感じる。

確かに、受験勉強などの範囲に決まりのある試験のために勉強をしていて、テストに向かってアドバイスをもらえる指導者がいるのなら、それが一番良いと思う。でも、試験勉強ではない場合や教えてくれる専門家がいないときには、同じ分野のことが書かれているものでもたくさんの資料を参考にするべき。飽きないためにも、いろんな出版社の本を眺めることをオススメする。

なぜなら、よく理解できていない部分について、複数の本の同じことについて書かれている箇所を読みあさっていると、疑問が解消することがあるから。そんなときは、その本の説明が自分にピッタリ合ったからだろう。困ったことに、一冊の本での解説だけで一つの分野の全体を細かく知ることは、まずできない。だから、薄い入門書から厚めの専門書まで様々な本を開いてみることになる。人に例えるなら、いろんな人に尋ねてみるといった感じだろうか。

前に本のレビューで、「この本を読んだあとは、はじめに買って難しいと思った本が理解できるようになりました」という主旨の書評を見たことがあって。そのときには、”不思議なこともあるもんだ”くらいに思っていたが、そういったことは結構ある。おそらく、レビューにあった本が特に優れているわけでなく、どこかで読んだり聞いたことがきっかけとなって、自分の知らない間に頭の中が変化するのだ。そのおかげで、他の本を読んだときによくわかるようになるような、そういった経験もたまにある。ただし、ほんの小さな項目であって、ドラマチックに全体像が理解できたという経験ではない。

わからないことについてあまりに長く考えていても、たいていはわからないままだ。そんなときには、まったく別のことに目を向けてみたり、同じ分野の本でも入門書のような、一見やさしそうに見えるものを開いてみるのもいいと思う。やさしそうに見えるものでも、専門家が書いたものであれば大切なことはしっかり載っているし、たいして必要でない理解に苦しむ部分はうまいこと処理してつくられているはずだから。

せっかく興味を持って学ぶのなら、たった一冊本を読んでよくわからないからって、「私には向かない」なんて思いたくない。自分に合う先生を見つけるような感じで多くの本と触れ合って、好奇心を満たしていったらいいでしょう?