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とらぬ狸の皮算用

ニュースでよく言われる、未来に借金を残してはいけないという言葉。年金問題などにも使われてる。

未来の借金っていうのは、将来をあてにしているから起こることで、そもそもありもしないお金を現在に回して使ってるってこと。年金の場合は、老人に投資しているようなものかな。

事業を拡大するために企業がお金を集めて投資するように、もともとないものを国が使っているようなイメージか。よくないことなのかもしれないが、そうするしかなかったのだろう。

税金だってそう、過去から未来の税収を予想して、入ってくるはずのお金の使い道を計画していく。近頃は聞かなくなったけれど、子どもが出世払いで何かを買ってもらうのと同じような発想やね。でも、出世払いが誰にでもできるわけじゃないのと同じく、そんなものは当てにならない。ただ、今をうまく動かすためには…。

集めた年金を次の月に老人へ渡す。毎月その繰り返しをしていければ問題にならなかったのかもしれないけど、人数的にも規模的にもそうはいかなかった。その間に少子化が進んでお金が足りなくなる。

税金も当てにならない。儲かってるときにたくさん集める。悪い言い方をすると何処ぞのヤ◯ザと同じように思えてしまうけど、必要なときに国民にサービスを提供してくれるのだから仕方がない。

入ってきたものだけを使って、なければ我慢する。そんな家計の節約のような運用ができたらいいのだけれど。そう簡単にはいかないんだろうね。