早川いくをさんの「天才(ワル)すぎる生き物図鑑」を見てて思ったこと。
見た目のかわいい動物が凶暴だったり、虫たちが相手をコントロールしたり。和田ラジヲさん、花小金井正幸さんの絵も相まって、ちょっと怖い。
でもこういうのってやり方は違ってても、人間の世界でもよくあること。言葉で相手をコントロールしたり、身につけたり持っていたりするもので自分を表現することで、少しでも有利に生きようとする。
見方によっては、耳あたりのよい音楽や詩歌、ワクワクする小説や映画、面白いゲームなんかも相手をコントロールする、一種の洗脳になるんだろうし。
ただ、そういったことになるのは自分たちの生き残りがかかっていて、すべての生き物が何の問題もなく生き続けられる方法が今のところ見つかっていないから。少なくても、これまでの歴史の中でそんな仕組みは実現していない。
相手を傷つけるわけじゃなく、喜ばせながら気づかれないように、うまくやり遂げるだけまだマシなのかもね。