体の健康について、「いい歳だから気をつける」という話を聞いて思った。
いい歳って何歳くらい?ってのはよくわからないから考えない。まあ、中年になるとこれまでの不摂生の影響が出てくるから、体のことを考えた生活をしていかないとねってことでしょう。実際大きな病気にかかるのもこのあたりだし。
体は仕方がないとして、心についてはどうだ。「いい歳になったんだから、子どもみたいな考えかたをするな」ってことだろうか。確かに頭の中も相応に老けてくるもの。でも、それは体の老化に比べるとホントに人それぞれ。前に本で読んだ博士か教授だかの人が、「歳をとっても意識は子どものころと何も変わらない」というようなことを書いていたのが印象的で、頭の中と体とはかなり違うらしい。
見た目が老人になっていくのは、どうやら生き物である限り仕方ない。とはいっても、頭の中までいわゆる老人らしくなる必要はない。もちろん、老人らしくなりたいならそれも良いと思うよ。案外そのほうが生きやすいかもしれないし。
で、改めて「いい歳だから気をつける」ってのは何だろうって考えてみると、常識的には年相応の生活と考え方をして、周りに合わせて生きていきなさい、ということでしょう。
そんなのはわかってる。ただそれじゃ、歳を重ねるごとに塞ぎ込んでいくだけ。だから、別の解釈をすることにした。「いい歳だから(周りに影響されすぎず、自分らしく生きられるように)気をつける」って考えてみる。
常識がおかしいとか言うつもりはない。頭の中で考えてるだけでほかの人に害はないんだから、いいよね。