本に間違いがあることは、たまにある。
小説やエッセイなら、それほど問題ないが、学習参考書や専門書の場合は少し困る。
単純な、送り仮名の誤りに始まって、ときには、それまでの話と矛盾する説明がされていたりすることもある。
私でも気づくことだから、たいした内容では無い。
でも、さらに他の間違いがありそうだな、という予測をすることくらいはできる。
人のすることに完璧は無さそうだし、"致命的"でなく、"気がつく"ようなミスであれば、問題ないのではないか。
まあ、そんなこともある、と思いながら読むのがいいのだろう。
同じ分野の本を複数読むということは、"間違い探し"ができるという意味でも役に立つ、と思うようにしている。
ホントのところは、ただの興味本位で、いろんな本に手を伸ばしているだけなのだが。
一応、確実であろう間違いについて、出版社へ連絡してみた。
やはり、他にも誤植があるようで、版を重ねながら訂正しているという。
気になったのは、ウェブなどで正誤表を発表する予定はない、という回答であったこと。
なにも責めるつもりじゃないのだから、ちゃんと公開してほしいものだ。
致命的なミスではないそうなので、その言葉を信じることにしたいが、初めの方の版を買った人に、失礼だとは思わないのだろうか。
ところで、辞書のような本でも間違いはあるらしい(ページが多いから当然か)
実際にあった。書店で最新の版を見せていただくと、しっかり修正されていた。