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40-16÷4÷2が解けない?

「40-16÷4÷2」を間違える、それは問題なのか。本当に小学校算数の教え方が悪いのか。

ゆとり教育がよくなかった、という話も聞く。もしそうだとしても学び直せばいいだけのこと。あたかも人材育成が失敗していて、取り返しがつかないかのようにいうのは違うと思う。

さっきの式を「40-(16÷4÷2)」と書くだけで間違えない人もいるだろう。普段しない計算をやらせて、解けない大学生や社会人がいる! と問題視して何になるのだろうか。

確かに漢字やことわざ、四字熟語などとは違って、計算の仕方を間違うと困ったことになるかもしれない。でも日常生活で計算式を解かないなら全く問題にならないのでは。

何らかの計算が必要な場面があったときは、「40-((16÷4)÷2)」のように括弧の中から一つずつ計算するように考えるのではないか? つまり「16÷4」の結果を「÷2」して、最後に40から引こうと考えるのが自然な気がする。一つの式にまとめた「40-16÷4÷2」を解こうとするのは計算問題の場合がほとんどだろう。仮に一つの式で表す場合でも、上で挙げたように、括弧で順序がわかるようにすれば演算ルールを覚える必要がなくなる。

できるだけ無駄を省いて簡潔に表現したいということだろうが、ルールを少なくして誰でもわかるようにするのも良いのではないか。漢字の送り仮名を覚えるとか、英語の句動詞を正確に暗記するとか、そんなことも大事だと思うけれど、細かいことは後で補完していけばいい。そんなやり方もありではないかと思う。