使い慣れた道具と新しい道具のどちらが良いのか。ケースバイケースだろうけど。
少なくてもどれかの道具を使いこなした経験がないと、新しく良い道具を手に入れても使いこなせないだろう。
おもちゃみたいな道具でも、基本的な部分を備えた道具を使いこなせていれば、新しい道具を手にしたときにも応用が効く。
使いこなせないままの道具ばかりを増やしていたら、結局は何も成し遂げることはできない。
だから何かをやるときは、最初ばかりを何度も繰り返して途中でやめるよりも全体の流れを知る。一通り最後までやってみる必要がある。
とはいっても、基本を何度もやることに意味がないわけじゃないと思う。どんな手順でもいずれ全体を経験することはできるだろう。ただ、一つの道具を使いこなすのは難しいというだけのこと。熟練度の低いまま道具を使うのだってありだと思う。
今ある道具は、使い込む価値のある道具だけじゃない。次の段階への橋渡しをしてくれる道具や、使い込んでも深みの出ない道具もあるのではないか。周りの評価などには関係なく、これには何かありそうだ、そう感じる道具を使えばいい。使っているうちに嫌になったものは使うのをやめたらいい。どれか一つに固執しなくてもいい。
使うものを一つに絞っても多くのものを並行して使っても、道具を使っている合計時間は同じ。道具があふれて使いきれないなら、ほかの誰かに譲ればいい。
本当はどれか一つに絞って使い込みたくても、道具が多すぎて目移りしてしまうのが困ったところ。