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道具にこだわる気持ち

弘法筆を選ばず、って言いますよね。そのことに秀でている人なら道具の良し悪しは関係ない、みたいな。

確かに道具を選んだり、収集したりする人はいる。それだけでなく、道具を使うよりも手に入れることに多くの時間を使っている人だって。

でも、それを楽しんでるなら全然問題ないと思う。道具なんて使わなくても、そこにあるだけで役に立ってるんだから。

仕事に使うっていうんなら、結果を重視して、いい道具が必要なのはわかる。道具自体の良さというよりも、きちんとした成果を出すためのいい道具が。その場合、収集するほどの種類は要らないでしょう。

趣味で使う道具は効率が良くなくてもいいから、使った時のフィーリングやデザインを追求するために材質にこだわったりする。すると、必要十分な機能と性能を満たした、このモデルしか存在しないよ。という道具じゃなくて、さまざまなバリエーションが生まれてくるっていう。

種類が多い道具ほど、趣味として使われることが多いってことなんだろうね。

詳しく知らないことでも、そりゃあファミリーカーでぶっちぎりに速く走ったり、手作りの木製クラブでホールインワンしたり、道具に頼らないのがかっこいいって感じるのはわかるよ。ただ、みんながスキルを磨いてうまくなれるわけじゃないし、そんな人たちばっかりだったら業界が潰れちゃいそう。

弘法筆を選ばず、とはいえ、弘法も筆の誤り、ってことわざもあるわけで。道具にこだわる人のことも、少しは温かい目で見てもいいんじゃないかと思ったんですな。