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のんびりしたい私のアタマノナカ

人間はやっぱり動物

中年になって思うのは、人間は結局、動物的な部分をなくせないということ。そして、動物らしくていいんだということ。

いくら学校で平等や公平について学んでも、年上などの目上の人を敬う気持ちは生きる上で役立つことがあると思うし、人を馬鹿にしてはいけないんだけども、無意識のうちに馬鹿にした態度をとってしまっていることもあるんじゃないかと思う。

法律やルールで差をつけてはいけないと決められていることでも、なんとなく上司は年上の方がうまくいきそうだし、年上の人を部下だと働きづらく感じてしまう気持ちはあるものだろう。

これには自分の歳も関係していて、老人と若者の中間にいるからなのかもしれないけど。それでも、自分の立場を地位や年齢などで判断してない人って少数派なんじゃないかな。これってやっぱり、人も動物だからではないだろうか?

地位や年齢に関係なく同じ口調で話しをしたり、同じ態度で接している人はいる。自分もそうするように心がけている。それでも雰囲気として対応の上下を感じとってしまう人はいるかもしれない。

ビジネス上で使う言葉だって相変わらず重視されていて、実際大事なことだと思う。礼儀にだって動物的な感覚が絡んでいるだろう。

以前からその土地や地位にいる人の発言権が強いのは、事情をよくわかっていることはもちろんだけど、動物の縄張り的な気持ちが働くからでは? そこをルールで対等に扱おうとしても、おそらく無理でしょう。形だけのルールになってしまうのも仕方がないように感じる。そうした中で理想を追い求める人にはつらいこともあるかもしれないし、心と体のバランスも崩してしまいそうだ。

そういう目で見ると、昔の人がしたがっていたルールにも「かしこい」ものがたくさんありそうな気がする。

だいたい、人は動物より偉いと思ってるのが間違いで、その考え方自体が動物的。人から見たものさしで知性が高いと思い込んでるだけなんじゃないか。なんだかんだいっても同じ生き物なんだから、もう少し他の動物の生き方を学んだ方がいいんじゃないかと思った。