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教えることの難しさ

よくわかってる人は教えるのが得意、ではないというのはよくあることで、数多くの試練をくぐり抜けた高学歴な人でも教えるのが下手、というかすべての人がわかるように教えるのが得意、なわけではない。

そりゃそうだ。できる人ってのは自分が上達するための能力に長けているということで、誰かに教える能力を磨いてきたわけじゃないんだから。

それに、わかったり上達するってのはレベルが上がるってことで、下のレベルの時のことは経験できなくなる。ゲームだって、難易度をあげることはできてもレベルを落とすを落とすことはできないことが多いし、周回プレイをしたとしても、アイテムを引き継いだりすれば初めての時とは違ってくる。もっというと、一度遊んだゲームをまっさらな気持ちでプレイすることは二度とできない。

だからこそ普通の人は、自分ができなかった時に疑問に思ったことやつまずいたところを他に人に理解してもらうことすらも難しいわけで。自分が難しく感じなかったことを人に教えるなんてできっこないと思う。

教えられることといえば、うまくやる方法や困ったことに対処する方法ではなくて、どんな考え方で取り組むか、くらいじゃないのかな。急がば回れ、とかよりも抽象的な、実際のやり方をその都度自分で考えながら修正しながら探していく、という心構えのような。

ってのは誰もがわかってるんだろうけど、ついついできてる人に教えてもらいたくなるものなんだろうね。そういう感覚はこの先もずっと変わらないことだと思った。

でも、わかってる人のそばにいて似た感覚を持てるようになれたら、もしかしたらわかるようにもなれるかもしれない。