使い込むってのはどういうことなんだろう。
教科書とかでも、乱暴に扱うことが少なかったのかキレイなままだった。
といっても、勉強してなかったわけじゃない。先生から線引きをするように言われたところは仕方なく線を引いてたけど、それ以外に何も書かないって感じ。
そもそも、大事ところは太線で書かれていたり色付きになってたりするので、書き加えるのはテキストに載ってない内容を授業中に聞いたときくらい。
何色も使われると大事な部分がたくさんあるように思えて、かえって見づらく感じてしまう。
キレイだからって、使い込んでないとはいえないと思うんだよね。
いつも使うものでも、たとえばキーホルダーなんかでもそう。いつの間にか使い始めて16年目だ。
財布も11年くらい使ってる。でもこっちはネットショッピングやら電子マネーの利用が増えたからだな。
ボロボロになるまで物を使う人が増えたら、物は売れなくなる、だから物は高くなるだろう。
そうなれば仕事は減る。でも、楽になってもこれまでと同じ収入にはならないらしい。安い値段で商売をする人が出てきて、価格破壊が起きるだろうから。
どうしても利益のために競争したくなるんだろね、人って。
参考書に話を戻すと。本によっては書き込むスペースがほとんどないものもあるよね、辞書みたいに。それでも書き込むときは書き込むんだろうけども。
反対に、ゆったりレイアウトでいくらでも書き込めそうな本もある。解答欄もないのに。
空白が多いほど、凝った文字修飾がなくても、着色されてなくても目に留まる。
かなり奥が深い。専門の方はすごく研究してるんだろうね。
ただ、そうしたものの多くは第一印象に影響するもの。最初はフォントが嫌いだったり見づらいと感じたものでも、慣れてくると気にならなくなったりよく思えてきたりもするから不思議。そのうち、このフォントとレイアウトだからいいんだ、とか言い始めたり。
なじむまで使う、やってみるってのは案外大事。人って結構すぐ慣れちゃうものだからね。
絶対だめ、嫌。だったのに、もうそれしか考えられないってなったり。いや、出会いが悪かったものほど、相性がよいといってもいいかもしれない。
合うものを探すのに時間をかけるか、なじむまで使ってみるか。どっちでもいいけどさ。