たとえば、英語の単語帳や文法書の基本例文について。
英語力を上げるために何度も読むといいのはわかってるけれど、何度も読みたくなる内容かというと疑問だ。どうしたらこれを何回も読み返せるだろ。
なぜかって、あんまり内容に面白さを感じられないから。でもそれだと、飽きないように何冊も本が必要になってしまってよろしくない。お金はかかるし、本を置くスペースには限りがあるものだからね。
それに、せっかく本になってるものを一度しか読まないってのはもったいない。やはり環境のためにも何度も読み返す工夫をしなければ。
本来、複数回読めるようにしっかり考えて作られた文章だと思われるので、ただ読むだけじゃなくて吸収しつくすつもりで付き合おう。作っている方々の努力はなかなか読者に伝わらないものだ。
だいたい、単語帳も文法書も1冊あれば十分。すべてを学び切ることができたらほかの参考書なんてなくてもいいはず。
それなのに参考書の数が多すぎるから、学習者が1冊から吸収しつくす前にほかの本へ移ってしまう。商売的に仕方がないのだろうけども、ちゃんと評価されていない本もあるんじゃないかな。
どれも同じようなことが書かれていて、ちゃんと読めば理解できるはずなのに、少しわからないだけでほかの本へ。
確かに複数の本を並行して見ると視点が変わって理解できることもあるけれど、メインで進めるのは1冊に決めておきたい。そうでないと学習項目に抜けが出るだろうから。
1冊をやりつくすってのは難しい。資格試験でも満点を取らなくても合格できるから、なかなかそこまでやり込んだりしない。
極めるまでやって、ボロボロになった参考書ってかっこいいなと思った。といっても、扱いが雑なだけでボロボロなのはダメだよ。コーヒーをこぼしたり雨に濡れてるんじゃなくて、丁寧に扱ったのにボロボロになってしまった参考書だよ。
でも、いろんな参考書を見てみるのは楽しいよね。