話しながら考える
人と話をしているときには思いつかなかったことが、自宅の部屋に帰ってきた後で思い浮かぶことがあるらしい。
その場で思い付いてれば、会話の中に盛り込めたのに、どうしてそのときに思い浮かばなかったんだろう、って感じに。
特にあまり面識のない人たちと話をしていると、そんなことがあるように思う。
そんなときは、話をしてるときに話の内容に集中できないくらい、相手の情報処理に気を取られているのかもしれない。よく知らない人と話しているから、相手の反応などのボディランゲージに対応するので精一杯なんだろう。
慣れない人たちと話をする場合は、なるべく何かを決定するのを先延ばしにしておいたほうがよさそうだ。帰ってから考えをまとめることにして、次回の話し合いで返事をするなどの対処をしたほうがいい。
しかしいつまでも、一度持って帰って考えるというわけにもいかないだろう。
人と居るのに慣れていないのが原因だろうから、対策としては知らない人が集まっているところに出掛けて行くのがいいかもしれない。フードコートなどでも周りに誰もいない席にばかり座るのではなく、ある程度人がいるところを選んでみる。
見ず知らずの人が近くに居る状態に慣れてしまえば、だんだんと余裕が出てくるはず。もっとも、冷静に人の話を聞けるようになるためには人と話をする機会を増やしていく必要があるだろうが。
話をしながら考えて、的確な自分の思いを伝えるのは簡単ではない。
ツンケンとブサイクの関係
ツンケンしてるからブサイクなのか、ブサイクだからツンケンしてるのか。
店員さんなどの知らない人の対応をする場合を考えてみる。気分がよくないままで人と話をすると愛想のない態度をとってしまうものだろう。
そういう態度をとっているときの表情は、おそらくいくら素質に恵まれた美しい人だったとしてもブサイクと言っていいものになっていると思う。
逆に、ブサイクと言いたくなるような表情をしていると、接客をするときにもツンケンしてしまいそうだ。
楽しそうで優しい応対をしているときには表情も笑顔で魅力的になりそうだし、笑顔でいれば優しい言葉が出てきそうな気がする。
だとすれば、ツンケン←→ブサイクなのかもしれない。
人は言葉以外のコミュニケーションもしているようなので、直接の客対応に限らなくても商品陳列などの同じ空間にいる人たちの雰囲気を無意識に感じ取っているという可能性はある。
そんなことが混じり合って、お気に入りの店とか居心地のいい場所ができてきたりするんだろうし、反対の効果が出てしまう可能性もある。
よくない感情を口に出さないだけでなく、表情や周りのスペースなどから気持ちを整えられるような工夫が必要なんだろう。