書いて浮かべるブログ

書きながら考える

のんびりしたい私のアタマノナカ

どう感じるかは触れるタイミングによる

辞書のように使う本を読んでみたり、順を追って解説している本を読んでみたり。いろんな角度から書かれている本をいくつも読んでいると理解しやすくなる。つまりは頭に入りやすい。

同じ本を続けて何度も読むのは、なんといっても飽きてしまう。パラパラと目を通したら、ひとまず置いておいて他の本へ。他の本で何か引っかかることがあったときに以前読んだ本に戻ってみると、そういうことか!ってなるのが面白い。そういう意味で、本ってのは何度も読めるもの。最初はあまり価値を感じなかった本が、あとですごくわかりやすく感じることもある。一度読んだだけで手放したくなるような本もあるかもしれないけれど…。

音楽もそう。メロディがいいと思った曲が気に入って何度も聴いて、そのうちくどく感じるようになってしまったり。はじめて聴いたときにはパッとしないと感じた曲が、何度か聴いて流れを覚えたあとにとても心地よい曲に変わったり。

まあ、紙の本や音楽CDの場合は内容が変わるわけじゃないから、自分の感じ方が変わってるわけだけど。出会うタイミングってのが大切なわけで、どんなものにもつくった人が伝えたい何かが込められているんだと思う。だからもし、その時点の自分に合わなくてもダメなもの扱いするのはよくない。ちゃんと表現されているのに、気づいていないだけってこともあるだろうから。

この間、前に一度流し読みした本を再読した。はじめに読んだときはあまり興味を感じなかったのだけど、なにかのきっかけがあって読み直してみたわけ。そうしたら意外なことに最後まで興味深く読むことができた。とっても面白かったから、その作者の他の本も読んでみることにしたくらい。最初に読んでから3年くらい経っているので、少し頭の中が変化したのかもしれない。

確かこのことって何度も書いてる。でも、不思議と何度も書きたくなる。僕が影響を受けやすいだけなのかもしれないけども。一度嫌いだと感じたものでも、時間を空けて触れてみると感じることが違うことは多い。興味を感じなかったことに興味が出てくる。時間が経っていなくても、気分が違うときに触れるだけでも感じ方が違うっていう。

それでもやっぱりダメってこともあるだろうけど、ダメじゃなくなってることもある。今ダメだったことは、まだまだダメってだけなのかもしれないし。そうだとすると、また出会う機会を楽しみにしていられる。そういうのって面白いなって思った。