書いて浮かべるブログ

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のんびりしたい私のアタマノナカ

口に出して読む

音読っていつからしなくなったんだっけ? 確か小学生の頃は国語の文章を席順に読まされてたのを覚えてる。中学生になってもそうだったかな。古文や漢文も音読してた気がする。

英語の授業は中高と音読させられてた気もするが、発声重視じゃなかったからかスムーズに読めなくてあまりいい思い出はない。今だって音声を真似しながら音読してみるだけなんで、たま〜にSiriやGoogleさんがちゃんと認識してくれる程度。実用に耐えるとは思えない。

でも、なぜか口に出して読んでいるとなんだか気分が良くなってくる。これってなんなんだろ? やっぱり言葉は音ありきだからってことなんだろか。暗記の必要はないけれど、音読すると楽しい。当然、黙読より時間はかかる。誰かに聞かせて会話をするわけでもない。名文でなくても、喋っててなんとなくいい気分になってくる。

そういえば、歌でもそういうのがあるな。何度も歌って慣れてくると、気分がよくなるものがある。ただ、歌はメロディにのせて歌うものだからか、文章の方がその時の感情によっていろんな表現になるような気もする。別に意味がわからなくてもいい、口に出すのが心地いい。実はあまり文章の内容には関係なく、ただ口を動かすことで得られる快感なのかも。

誰かに話しかけるわけでもない、いやできれば誰にも聞いてほしくない。独り言のような口の運動。晴天の日に外を散歩して気分が良くなるのと同じような、なんとなく口に馴染む文章を声に出してみるって面白いなと思った。不思議だけど。