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きまりがある意味

きまりについて話すとき、なぜそういうきまりがあるのかを一緒に言ってくれないとただの丸暗記になってしまう。

昔からそうきまってるから、ではダメ。そうきまったのにはちゃんとした理由があったはずだから。それなりに納得できる理由があったはずなのだ。なのに、最終的には何センチまでとかの覚えやすい数字のような記載だけが残って暗記項目になってしまう。これでは暗記テストと変わらない。

内容だけを覚えていて、試験に受かるのは得意だけど実際の業務に役立たない人って多いんじゃないだろうか。ダメかどうかはわかる、でも全体が見えていない。それじゃ、きまりが頭に入ってるだけの規則集人間。いや、人である必要すらない気もする。

だけど、大抵の人は最終結果を覚えるのが好きなもの。要点がまとまった状態を好ましく感じるんじゃないかな。たぶん、考えるよりも楽だから。暗記が苦手でも毎回考えるよりは、繰り返し出てきて覚えた知識をずっと使いたがるものなんだろう。

覚えたものをクリアして考え、再度覚え直すのはとても難しい。そんなことをするくらいなら、全て壊してからやり直したほうがやりやすい。建物や道具、生き物なんかも永くは使わず、新しいものを歓迎する。大事に使っていても、溜まった疲労の影響で致命的な部分が損傷する。検査して取り替えても新しいものには到底敵わない。

きまりを覚えるのは専門の機械に任せて、なぜそうなのかを覚えておく。形骸化したきまりは新しくしていこう。